Terumi Morita
August 24, 2025·レシピ·3分・約1,960字

ラープ・ムー

肉と香草が融合した、タイのハーブサラダの基本的な作り方を紹介します。

目次5項)
色鮮やかなハーブと肉が盛り付けられたラープ・ムー
レシピThai
下準備15分
加熱20分
人数4 portions
難度やさしい

材料

  • 豚ひき肉: 400g
  • 米粉: 50g
  • 赤玉ねぎ: 1個 (薄切り)
  • 香菜: 1束 (みじん切り)
  • ミント: 1束 (みじん切り)
  • ライム: 2個 (絞り汁)
  • ナンプラー: 大さじ3
  • 唐辛子: お好み (乾燥または生)

手順

  1. 豚ひき肉を中火で炒め、完全に火が通るまで加熱する。

  2. 米粉をフライパンで軽くローストし、香ばしさを引き出す。

  3. 火が通った肉をボウルに移し、ローストした米粉と調味料を加える。

  4. 玉ねぎ、香菜、ミントを混ぜ、全体が均一になるまで和える。

  5. 器に盛り付け、ライムを添えて提供する。

このレシピで使う道具

  • · Digital kitchen scale (gram precision)
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なぜこの作り方なのか

ラープ・ムーは、香草のフレッシュさと豚肉の旨味が融合した料理です。豚ひき肉を中火で炒めることで、肉の脂が適度に溶け出し、ジューシーな食感を保ちます。米粉をローストすることで、香ばしさが加わり、全体の風味を引き立てます。調味料としてのナンプラーは、塩味と旨味を提供し、ライムの酸味が全体の味を引き締めます。

調理温度と時間にも注意が必要です。肉が完全に火が通らないと、食中毒のリスクがあります。また、米粉を炒める際は、焦げないように注意し、香ばしい香りが立つまで加熱します。これにより、風味がしっかりと引き立ちます。

よくある失敗

焙煎米粉(カオクア)を省く。
目安: 生のもち米大さじ1を乾いたフライパンで深い金色になるまで焙煎、粗く挽く。
なぜそうするのか: カオクアはラブの定義成分。香ばしさ・わずかな歯ごたえ・味を肉に吸わせる役割を担います。これがなければただの「豚肉サラダ」。焙煎中のメイラード反応が独特のナッツ香を生む。
どうするか: フライパンで5〜10分、揺すり続ける。冷ましてから乳鉢で粗く挽く(砂状、粉ではない)。
代替法:

  • もち米なし → ジャスミン米または長粒米で代用(風味は異なるが許容範囲)。
  • 時短版 → 米粉を乾煎り3分——食感は弱いが香りは近い。

完全に火を通した肉や冷めた肉を使う。
目安: 豚肉を少量の水/ブロス(油ではない)で茹で煮、温かい状態(熱くも冷たくもない)で和える。
なぜそうするのか: 伝統的なラブは茹で煮または蒸し肉で、フライパン焼きではありません。茹で煮は肉のジューシーさを保ち、ドレッシングが浸透する。フライパン焼きは焦げ目で味は良いが、伝統から外れて「ハーブ入り炒め物」になる。
どうするか: 沸騰した少量の水/ブロスにひき肉を入れ、木べらで崩し、ピンクが消える程度(3〜4分)で水切り。
代替法:

  • 深い風味を足す → 半量を油で焼き付け、半量を茹で煮して合わせる。
  • 現代風 → 小さじ1の油で素早く炒める(伝統ではないが許容範囲)。

ドレッシングのバランスが崩れる。
目安: 300gの豚肉に対して ナンプラー大さじ2+ライム汁大さじ2+砂糖小さじ1+タイ唐辛子フレーク(プリックボン)小さじ1
なぜそうするのか: ラブはタイの味の三要素「塩(ナンプラー)・酸(ライム)・辛(唐辛子)」で成立。砂糖はほんのり丸みを出す程度。家庭では砂糖過多または酸不足になりがち。
どうするか: 別ボウルで先に混ぜて味見、調整。温かい肉にサーブ直前に加える。
代替法:

  • 塩辛すぎる → ライムを足す(辛さバランスを保つため唐辛子も少量追加)。
  • 酸っぱすぎる → 砂糖をひとつまみ追加(ナンプラーを足してはダメ)。

生ハーブを省く。
目安: ミント、コリアンダー、ノコギリコリアンダー(パクチーファラン)、薄切りエシャロットをたっぷり、火を止めてから最後に。
なぜそうするのか: ハーブは飾りではなく主要な風味要素。それぞれが異なる音色を担います:ミント(涼)、コリアンダー(柑橘系)、ノコギリコリアンダー(鋭く青々しい)、エシャロット(甘い鋭さ)。なければ香りの次元がない。
どうするか: 直前にちぎる/刻む。温かい肉に皿に出す瞬間に混ぜる。
代替法:

  • ノコギリコリアンダーなし → コリアンダー多め(風味は異なるが許容範囲)。
  • 冬場でハーブが少ない → ドライミント+ドライライムリーフで部分的に補える。

ドレッシングを加熱する。
目安: ドレッシングは全て火から下ろしてから、**温かい(熱くない)**肉に和える。
なぜそうするのか: ライム汁と生ハーブは熱に敏感——煮ると揮発香気が消えます。「熱いスープ」ではなく「ぬるいお茶」の温度で組み立てる料理。
どうするか: 肉を茹で煮 → 水切り → 2分冷ます → ドレッシング和える。常温〜ぬる温で供する。
代替法:

  • 冷蔵してから食べる場合(翌日)→ 新しいライム汁+新しいハーブ少量で蘇らせる。

具材が均一に分散しない。
具材をしっかりと混ぜることが大切です。全体に調味料が行き渡るようにしましょう。

見るべき合図

  • 豚肉が均一に白くなり、脂が出ている。
  • 米粉がきつね色になり、香ばしい香りが立つ。
  • 全体の色合いが鮮やかで、ハーブがしっかりと見える。
  • 提供時にライムの香りが漂う。
  • 食べる際に、口に入れた時にハーブの香りが広がる。

著者の視点

ラープ・ムーはタイ料理の中でも特に人気のある料理で、家庭でも簡単に作れることから、多くの人に愛されています。タイの北部やラオスの影響を受けたこの料理は、地域によって香草や調味料が異なることもあります。各家庭のレシピが存在し、それぞれの個性が反映されています。

また、ラープは「和える」という意味を持ち、食事の際に家族や友人と一緒に作ることが多いです。調理の過程を共有することで、コミュニケーションが生まれ、食事がより楽しいものとなります。